2006年03月05日
x-keys顛末+覚え書き(すごく長文)
- sikatomiyo
- 21:07
- コメントする
- トラックバック (2)
- カテゴリー:PC
blog前の日記を読んでる人は知ってると思うのですが、4年前くらいから自分がCG作業するのに、
タブレット以外にKinesis社から輸入して買ったSavant Proを使っています。
いわゆるプログラマブルキーボードで、一つのキーにフォトショのアクションとショートカットを組み合わせてカスタマイズ登録出来たり、
複数のキーの流れをマクロ登録もできて通常の3倍ぐらいの効率で作業できてしまいます、
参考サイト:本家PI社のX-KEYS紹介してるUSER'S SIDEさん
ということであまりにも便利なので手放せない。
その後、会社とは別に自宅用に国内のテクノベインズ社から販売されてるKB58A-USBを買ったんですが、
外観はまったく一緒の割に、Kinesisと違ってUSB以外にキーカスタマイズ転送用にRC-232Cが別に必要、単独キーにキーリピートON/OFFができない、キー反応が悪くてフォトショの作業がスムーズできなかった。
で、先週ですがアキバのUSER'S SIDEさんでkinesis社のと完全OEMらしきというかこっちが本家?と言われる
↑P.I. Engineering社のX-keys Proが、上でも触れましたが、だいぶ前から入荷されてているのを知っていたので購入した。
早速、キーカスタマイズソフトで一通り行い、試しに使ってみると何かがおかしい。
フォトショの作業でよく使う、キーを押しながら作業(例えばスペース,Alt,Ctrl,Shift)終了して指を離すと通常の状態カーソルに戻るのに1秒以上遅れる…。
やはりおかしい…、Kinesisとキー反応が違う、でもどーみても同じ製品。
それもKinesisiのドライバーはP.I. Engineering社(verが古いが)同じはず…
まさかハードかドライバーでリビジョン改悪?
これじゃ作業用として全く使えないじゃないか2万4千円が返せ〜!
と叫んでも仕方ないので、仕様なのか?どこが問題で改善策があるか試してみた。
まずはじめにキーコンフィグエディターで、色々試してみる。
キーウェイトをありにして0秒にしたりしたんだけど、まったく変化無し。
会社で使ってるKinesis(もちろんP.I. Engineering社の)に入れてるドライバーを入れてみる…が、案の定、USBドライバーとして反応しない。
そういえば、Kinesisのほうは、右のロータリースイッチで、手動でキーをカスタマイズする機能があることを思い出した。
これでキーボード等と全く同じ挙動でキーストロークになるはず。
・ロータリースイッチON→緑ランプ点滅時配置したい種類のキーを押す(PC側)→配置したいキーを押す(xkeys側)
・緑のランプ細かく点滅すれば成功(点滅に変化がない場合は↑の繰り返し)→ロータリースイッチOFFで終了
しかし、x-keysでは、これができない…直接キーカスタマイズができない、こりゃまったく違うものだ。
で主要なところを整理してみると…。
PI x-keys
・マクロマネージャーが常駐していないと、キー操作が不可
・ロータリースイッチで直接キーを学習することは出来ない(なぜかキーカスタマイズソフトが起動)
・キーコンフィグカソフトでスタマイズしても、キーの長押しから離した時点でのキーUPがワンテンポ遅れる
Kinesis
・マクロマネージャーがなくても通常の操作可能
・ロータリースイッチで直接キーを学習することは出来る
・キーコンフィグカソフトでスタマイズしても、キーの長押しから離した時点でのキーUPがワンテンポ遅れるのは同じだが、上に書かれてる直接キーを学習することで、通常のキーボードと同じように操作できて回避することが出来る。
通常、ぐぐったり巨大掲示板をみたりして情報を集めたいのだが、もちろん持ってる人はかなり少ないので、そういう情報は皆無。
結局、あきらめヤフオクで出して売って、始めに買ったKinesisをプラットフォームさんで買い直すことに決めたのだ。
が…、輸入代理で値段が一万跳ね上がるのと、今はリビジョン改悪のx-keysと同じものである可能性もあったので、キーを直接学習する機能は残ってるか通販先にメールで聞いてみることにした。
そして返信メールが届くと、このようなことが書かれていました。
・PIからのOEM商品で、基本的使仕様は同じ
・PIでは以前のバージョンと同様に、メモリーレジデントで直接学習できるソフトがある。
え?どーいうこと?
試しに、そのソフトSplatConverter試してみた。
立ち上げてロータリースイッチGETMODEのボタンを押して、UnSPLATきーを押すだけ。
そうするとなぜかUSBが新しいドライバーを入れ始め上記で試した旧ドライバーを入れろと出たため、それを、ファイル指定してそのままインストール。
そうすると緑ランプが点滅、キー学習機能が働いてるではないか。
試しにスペースキーを登録するとまったく問題ないキー反応〜なぜかKinesisとまったく同じ仕様なっている。
どうやら、中のファームを直接弄り、ハード自体が旧ver仕様戻せる機能みたいだ。
X-keys Macro Recorder使えば
こういうかんじで手動学習ではなく簡単にキーカスタマイズも出来ます。
これでいままでの問題がすべて解決、通販先のプラットフォームさんありがとう〜
PI社さん、これはかなり改悪ですよ、まぁ基本がPOS用だから問題ないんでしょうね〜
でも、OHPでフォトショやイラストレーターの使用例やキーテンプレートファイルもあるのだから、こういうことも説明して欲しいですよ。
Trackback on "x-keys顛末+覚え書き(すごく長文)"
以下2件のトラックバックはこのページのエントリー"x-keys顛末+覚え書き(すごく長文)"を参照しています。
このエントリーのトラックバックURL:
» 絵描きソフトとキーボードの憂鬱
- 2006年07月22日 20:50
- from アンダーソン局在
造形の完璧さ具合がたまらない HHK Lite2(白)。 その造形の完璧さゆえに、ちょっと困ったこともある。 [続きを読む]
"x-keys顛末+覚え書き(すごく長文)"へのコメントはまだありません。